JAAM院外心停止(OHCA)レジストリの概要

目的

心停止症例の蘇生に関わるデータを収集し、客観的な検証を行うことにより、心停止例の救命率を向上させること

目標

  1. PDSA(plan, do, study, act)サイクルに基づくマネージメント手法による、地域救急医療体制改善業務の支援
  2. 救急医療に関わる院内・院外データレジストリの集約と登録業務負担の軽減
  3. 救急蘇生領域の臨床研究・疫学研究実践の促進
  4. 客観的なデータに基づく参加施設へのフィードバック/ベンチマーキング

対象施設

  • 日本救急医学会主導のもとで研究参加施設を募る
  •  参加施設の条件:JAAM 会員がおり、その会員が責任をもって研究を遂行でき、データ利用要領に同意したもの

 

対象期間

  • 2014年6月1日~(継続的に実施予定)

対象症例

参加施設に搬送されたすべての病院外心停止症例

記録内容

ウェブ上での登録(登録方法の詳細についてはホームページの「データ入力に関わるルール」を参照)

レジストリ運営方法

  • 運営母体:JAAM OHCA 特別委員会
  • データ利用要領等に規定したルールに従う
  • データは原則学会に帰属する
  • 登録データを用いた解析および研究の実施
    • 新規研究テーマの募集を毎年 10 月頃に募集する
    • 研究計画・解析計画が重複した場合は、日本救急医学会オープンミーティング(日本救急医学会総会期間中に開催)で調整する
    • 自施設のデータを利用した研究・解析は自由(1 年に 1 度 自施設のデータセットを登録参加施設に配信)

スケジュール

  • 2014年  6月1日~ 症例登録継続中(IRB承認施設から順次)
  • 2016年  8月         2016年の研究(解析)テーマを募集→41 件承認
  • 2016年  8月         2016年の解析データ(3,865 症例)を配布
  • 2017年11月         2017年の研究(解析)テーマを募集→21 件承認
  • 2018年  6月         2017年の解析データ(13,175 症例)を配布。
  • 2019年10月         2018年の研究(解析)テーマを募集→68 件承認
  • 2021年10月         2021年の研究(解析)テーマを募集

 

参加施設登録状況(2021 年 9 月末現在)

参加登録施設:101 施設

登録症例数:74,687 件例